この日は村民の蛙、チョキさんの誕生日でした。
なんと前日のジンペイくんから連日の誕生となりました。
ゴッサム村では連日連夜のイベントとあって
虚虚実実のお祝い合戦が開催されております。
写真はテンションが上がりすぎて、露出の高い格好でパーティー会場に現れた
広報モデル村民のキスショットさん。
これを書いている、精神が赤子並みに脆弱なオッサンと同じ名前を与えられ
ゴッサム村で生活しているマサキだ。
どういう事だこれは。
このゲームには何百人も動物たちがいて、
それぞれ別の誕生日が割り振られているというのに
我がゴッサム村は2日連続で誕生日イベントとか、正気の沙汰じゃない。
俺達を潰すつもりか。
もう何もできないぞ。
俺達はとっくに限界を超えている。
逃げるんだ。
どこだっていい。
俺達はただ夢を見たいんだ。
争いのない自由な世界があるという、
そんな甘い夢に浸って世界を旅するんだ。
行こうぜ、しょうたろう。
俺達の居場所はここじゃない。
よぉ、村長のミカだぜ。
どこに行くつもりだ、私の愛すべき馬鹿共。
そんなに緊張しなくていい、姿勢を楽にしな。
ちょっと待て。
姿勢を楽にっていうのは土下座しろって事じゃないぜ。
まぁいいや、そのまま聞いてくれよ。
お前ら今日はチョキの誕生日だけど、何をプレゼントするんだ？
よし、しょうたろう。
おっ元気がいいな、いい返事だ。
子供はそれくらいが丁度良いな。
そうかしょうたろうは、赤くリメイクした蛙の椅子か。
チョキは赤い蛙だからな。
はい、おもしろくない。
腰椎の関節突起を抜き取ったぞ。
関節突起を抜き取られたお前は発達した背筋の収縮に耐えきれず、
死ぬまで背中が逆に反り続けるぜ。
昨日のジンペイの誕生日で随分保守的になっちまったようだな。
そうじゃないだろ、お前らの持ち味は。
一回拒否されたくらいで諦めてんじゃねぇよ。
おらしょうたろう、ビクビク痙攣すんな。
よし、次はマサキだ。
何をプレゼントするんだ？
ふじがえる？
蛙の置物？
わかったわかった。
全身が地面にめり込むくらい土下座するな。
そうなるとそれは土下座じゃねぇ、ただの土葬だ。
お前らに見せたいものがある。
ジンペイの今現在の家の様子だ。
わかるか？
あの子、お前らがプレゼントした洗濯機2つ部屋に置いてるんだよ。
いい子だろ。
安心しろ。
お前らのちょっとした悪ふざけくらい
受け止める度量があるんだよ、うちの村のみんなは。
逃げてんじゃねぇよ。
嫌々プレゼントしたものを貰って喜ぶ奴がどこにいるんだ！
もう一度考えろ。
自分では買わないけど、貰ったらうれしくて、あとできればおもしろいものだ！
プレゼントの鉄則だろ！
そうだ、全力でお前らの思いをぶつけてやれ。
よし、しょうたろう。
お前は改めて聞くぜ。
何をプレゼントするんだ？
ボロ馬車？
いいんだな、それで？
そんな開拓時代のアメリカ人でも喜びそうにないものでいいんだな？
よし、じゃあ行け！
やんわり拒絶されたな。
しょうたろう、頑張ったようだけど
これはお仕置きだな。
思ったようにやれとは言ったが、相手が嫌がることをやれとは言ってない。
お前の竜童骨を突き、業を昇華した。
これより数年間眠りにつくことになる。
目覚めた時に心の中にある邪悪な部分は消えてなくなっているだろう。
じゃあ次はマサキ。
お前はどうするんだ？
なんだ顔面蒼白だぞ。
さぁ、答えろよ。
私の期待に応えろよ。
どうするんだ？
ふじかえるね。
変更しないんだな。
それがお前の決断か。
チョキは喜んでいるか？
どうなんだ？
答えろ。
目を逸らすな！
答えろ。
そうだ、あんまり喜んでなかったな。
罰ゲームだ！！
なんやかんやで、チョキもあいつらから貰ったプレゼントを家に飾ってるんだぜ。
写真右に仲良く並べてるやつだよ。
いい奴だろ。
これが私のゴッサム村さ。
よかったら遊びにきてくれよ。
きっと楽しいぜ。
