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何かと戦う話(2012/10/31) 



このblogはオタク夫婦の愛を綴った大人気blogとして書籍化→舞台化→アニメ化→ドラマ化→映画化→ハリウッドへ
という流れを目指しています。
せや、印税や。印税でアホほど豪華な生活するんや。ベンツにピンドンに女や。金で買えへんもんはない。あのカワタヒサシの画集やっても何冊でも買えてまうわ。
そうなると色々な人が見て、色々な人が意見をくれて、そいつらとどうしても戦わなくちゃいけない時が来る。
きっと来るんですよ。
僕は広島の宮島に行った時、大きめの蜂が顔の前に飛んできただけでロミオ・マスト・ダイでジェットリーが消火用の管を振り回してた時くらい大暴れして周りを唖然とさせるような小心者なので、ちょっと予行演習しとこうかと思います。

今回の対戦相手は





メール読みました。何を書いているのか支離滅裂で途中から昆虫と自分が融合していく過程を哲学的に、時にユーモアを交えて神代文字で綴られていたため大変わかり辛い部分が多かったわけですが、結局あなたが私におっしゃりたかったのは当blogではアフィリエイトをやめてほしい。そういう事ですね?
アフィリエイト、特にインターネットのWWW上における広告形態をさし、ある広告媒体のウェブサイトに設置された広告によってウェブサイトの閲覧者が広告主の商品あるいはサービス等を購入し、生じた利益に応じて広告媒体に成功報酬を与える一連の形態をさす用語。これですね?wikiに書いていました。
なぜそう思われたのですか?私が使用させて頂いているFC2blogというサービス。こちらの運営はアフィリエイトを推奨しています。管理人のためのQ&Aのコーナーにしっかり明記されています。「どんどんやっちゃえ」と善悪の判別がついていない幼い小学生に万引きを促す中学生のお兄ちゃんの友達くらい気軽な感じで書いています。例えが悪かったですね。例えが悪かったわけですが、アフィリエイト自体は悪ではありません。
私が日頃記事にしているのは自分自身の恥部と妻の日常です。この内容で広告収入を得たとしても特に問題はないように思うんです。どうせならあなたは妻に内緒でblogを書くのは止めろという内容の抗議文にするべきでしたね。おっと今更尻軽女の恋愛観のようにコロコロ主張を変えないでくださいね。
あと私が広告で収入を得ていると思っているようですが、それは大きな間違いです。もしかしたら気がついているのかもしれませんがあえて目をそらしているのかもしれませんね。だから伝えます。このblogあなたしか熱心な読者さんがいません。つまりあなたが広告をクリックして商品を購入しなければ収入は発生しません。
僕は自分が欲しいものの画像をサイドバーに貼り付ける事で、黒人の少年がシューケースの中にあるトランペットが欲しくてガラスと一体化してしまうくらい顔をつけて見ているあの状況、ただそれを再現しているだけなのです。
だからアフィリエイトを辞める必要はないんですよ。ここには私達しかいません。私達だけの世界なんです。仲良くやりましょう。
そんな私達にふさわしい話があります。



「犯人は萱島霧彦、あなただ」

翔太郎の声の後、雷鳴が洋館を切り裂くように鳴り響いた。
高校生探偵の星ヶ丘翔太郎と、その幼馴染である私、墨染亜樹子は友人の滝井姫子の誘いで無人島の洋館を訪れていた。嵐の影響で航路は分断され、外界との往来が断たれた中起こった23の凄惨なる殺人。殺人鬼「kウィ半」を名乗る犯人は翔太郎と警視庁の警部光善寺来人の目を掻い潜り犯行を重ねた。しかしそれもこれで終幕となる。翔太郎が犯人をついに突き止めたのだ。

「なぜ、僕が犯人なんですか?僕にはまだ23の犯行時にアリバイがありますよ」

霧彦は不敵に笑う。

「西三荘順さんが殺されたトリックとやらはわかったんですか?」
「ああ、それもようやくわかったよ」

霧彦の顔から笑みが消える。

「だったら聞かせてもらいましょうか」
「言われなくてもそうするさ」

翔太郎は羽織っていた上着をマントのように脱ぎ捨てた。

「まず23の犯行で問題となっていたのは、西三荘さんが3つ以上のとある金属で同時に殴打しなければ死なないという点だ。この島に入るための唯一の手段である定期船内で肛門内まで調べ尽くす異常とも言えるほどの検査があるため外からその金属を持ち込む事は不可能。つまり犯行に使えるその金属がこの島にはないってことだ」
「そうだ、つまり不可能犯罪だろ」

霧彦は再び気持い悪い笑顔を見せる。
翔太郎はTシャツを脱ぎ捨てた。

「それがそうでもないんだ、実はあったんだこの島にその金属が。みんなは覚えているかな?この島に来た2日目この館の主人、出町柳紅蔵さんが殺された事件。そう、紅蔵さん体の中にね。紅蔵さんは昔アイドルのコンサートで羽目を外し過ぎて両手両足を複雑骨折している。その際に体内にその金属が使われているインプラントを埋め込んでいたようだ。あなたは彼を殺害した後右手左手右足を切り取り中からインプラントを抜き出し、そして西三荘さんをも殺害したんだ。琉兵衛さんお願いできますか?」

執事の伏見桃山琉兵衛が手刀で紅蔵の死体に残る左足を切り取り、翔太郎のほうへ投げる。
それを靴を脱ぎながら翔太郎は受け取り続ける。

「金属製ではない琉兵衛さんの手刀では西三荘さんの肉体を破壊できない。それは以前実証ずみです。さて、犯人はこんな風に紅蔵さんの左足に入っている金属インプラントを」

翔太郎は言いながら切断面に自らの腕を突っ込む。ぐちゃぐちゃと嫌な音が耳に残る。

「こうやって取り出して・・・・琉兵衛さんお願いします」

取り出したインプラントを今度は琉兵衛に投げ渡す。琉兵衛はそれを手刀で3つに切断し、再び翔太郎に投げ返す。

「しかし、俺は虫歯の治療でその金属の詰め物を使っているとかで、歯を入島時に引き抜かれたぞ。有能な中小企業の社員が大企業に引き抜かれる時くらい見事に抜かれたぞ。それなら出町柳紅蔵も両手両足を引き抜かれていないとおかしいだろ」

「彼はこの島の持ち主ですからね。特異で強制的なルールでも作った本人は守らなかったんでしょう。そういう性格のせいで色々恨みをかっていたようですね。それとなぜ彼が自分の体にも入っているこの金属をここまで嫌っていたかは俺にはわかりません。霧彦さん、貴方ならご存知かもしれませんね。」

来人警部の問いかけに翔太郎は応じながら切り分けられた3つの金属を指に挟む。

「あなたは切り分ける必要はなかったでしょうが、こうして得たこの3つの凶器を使い殴打する事で」

翔太郎は飛び上がって全体重をその右の指に挟まれた金属にかけて振り下ろす。そうすることで死体となった西三荘の、殺害時に半分壊されていた頭部を完全に破壊し尽くして脳髄を辺りに撒き散らす。

「破壊した」

「・・・拳銃でも貫けなかったあの西三荘の体をあんな金属だけで」
来人警部が囁くように言った。

「破壊」
翔太郎が顔色ひとつ変えず再び西三荘の体を破壊する。

「破壊」
西三荘の体を破壊。

「破壊」
西三荘を破壊。

「破壊」
壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊。

「やめろ翔太郎!死体を何回も殴る事に何の意味があるんだ!」たまらず叫んだ来人警部の軽侮と同時に
「検証してるんでしょうが!!!!」

血まみれの翔太郎の手から凶器が投擲され霧彦の頬を掠めて壁に当たる。

「これが存在しなかったはずの凶器ですよ」
靴下を脱ぎつつ言う。

「ハハハハ、おもしろい話だ。しかし凶器が判明しただけだろう?それだけでは僕を犯人だと断定できない。僕にはまだアリバイがある」
霧彦は頬から垂れ落ちる血を拭いながら嗤う。
「それももう解き明かしましたよ」
翔太郎はズボンを脱ぎ捨てた。

「霧彦さんのアリバイ、それは執事の伏見桃山琉兵衛さんが夜に気分転換だと言ってみんなの部屋のテレビに強制的に配信してくれた学生時代に作ったとか言うくだらない自主制作の映画を見ていた、そうでしたね?」
「ああ、そうだ。あんなつまらない自主制作映画、ここ以外のどこで見れるっていうんだ。こんな状況じゃなきゃ絶対見ない。怒りで国籍を変えてしまうそうだったよ」
「本当にあの夜、ここで見たんですか?あのつまらない映画とは名ばかりのつまらない映像を」
「見たさ、内容を言ってやろうか?主人公の権兵衛が闇を滅す力を得て悪を滅ぼすストーリーだ。三部作で第1部で魔王エスコンドに敗北、第二部で破壊神グラッチェに敗北、第三部で悠久民カジタルを味方にして全てを滅ぼした、そんな話だ」
「全てここで見たんですね?」
「ああそうだ!ここで見た!!あの下劣で低俗で作った人間の脳みそを研究素材として未来永劫この地球上に残したくなるくらいの映像をね!!」

外は未だ吹き荒れているはずの暴風の音が聞こえない。なぜかこの部屋だけ世界から隔離されたかのように静まり返っていた。ただ霧彦さんの荒い息と来人警部に抑えこまれながらも怒りを露わに暴れる琉兵衛さんの出す音だけが響いていた。

「三作目は配信されていませんよ」

翔太郎はパンツを脱ぎながら言った。

「えっ?」「えっ?」

二つの小さな声が聞こえたあと静まりかえる館内。

「三作目は配信されていません。三作目だけ琉兵衛さんがおそらく間違えて違うDVDを配信してしまっていたんです」
「馬鹿な・・・」

絶句する霧彦。翔太郎はTシャツを着ながら続ける。

「間違えて配信されたのは琉兵衛さんお気に入りであろうアダルトビデオですよ。翌朝感想を聞かれたみんながあまり内容に触れず無難な答えばかり返していたのはそのためです」
「そんな馬鹿な」「そんな馬鹿な」
ハウリングするように重なる二つの声。翔太郎はパンツを歩きながらずり落とした。
「どこで見たんですか?あのつまらない映像を?」「それは・・」「琉兵衛さんはこの洋館に来客があった時、主人の紅蔵さんの制止も聞かずよくあの映像を配信していたそうです。以前この島に来たことのある誰かに内容を聞いたんじゃないですか?」「違う、僕も三作目だけ見ていない・・・僕もあのアダルトビデオを・・見た」「じゃあ内容を言ってください」

静寂。
翔太郎は上着を着る。

「・・・・リクルートスーツを着た就職活動中の女子大生を・・・ナンパして・・行為に至る内容だ」
「それはあなたの趣味でしょう!!」

雷鳴が再び鳴り響く。

「家に遊び来た孫の友達を強姦したあと激しめの調きょ」
「私の性癖はもういいでしょう!!!!!!!!!」

琉兵衛の声が雷鳴よりも遥かに響く。

「彼が犯人ならそれでいいじゃないですか・・」

翔太郎は靴下を履きながらうなずく。
霧彦はただ目を見開いていた。

「あなたが犯人ですよ。霧彦さん」

誰も声を発しない。琉兵衛さんのすすり泣く声と、翔太郎が靴を履いた後つま先をトントンやる音だけが聞こえる。

「クククそうだ・・・僕が殺人鬼kウィ半だ。そうだ僕がやった」
「なぜこんな事を」
「なぜこんな事?ははは愚問だ、あいつらは殺され当然の畜生だった」


終わった。今回の犯人は中の上といった所だな。数は多かったが殺しの内容がよくない。私が用意してやったプランの7割消化といったところか。くだらない奴の犯行に至るまでの独白が続いている。復讐だのなんだのというお決まりのやつだ。くだらない実にくだらない。そんなくだらない話を翔太郎は悲しそうな顔で、パンツを履きながら聞いている。愛しの翔太郎。あなたは殺人現場で輝く。あなたのその才能はこの血塗られた場でしか生かせない。あなたをもっと輝かせたい。あなたと共に色んな事件を暴きたい。あなたが死体を見つけて、怯えをその心の内に隠して使命感に燃える姿。あなたが犯人に辿り着いた時のあの顔、犯人を追い詰める時の顔。全て私が生み出している。翔太郎は言ってたよね、自分が行く場所でいつも殺人が起きるって。そうだよ、私が全て私が計画して私が犯行に及ぶようにあいつらをコントロールしてきたんだ。あなたのためだよ。あなたのため。全部全部、あなたのため。もっと輝いて翔太郎。今度はもっともっと殺させる。もっともっと難解なトリックで全てを殺す。でもあなたならきっと止めてくれるでしょう?きっと止めてくれる。そうだから私も頑張らなきゃ。ズボンを履く翔太郎が愛おしい。ずっと一緒だよ、犯罪幇助人アキはずっと名探偵翔太郎と共にあるんだよ。



全てが終わった。
また今回も多くの人を守れなかった。事件の内容がどんどん凄惨なものに変わっていく。探偵は犯行を未然に防げない。今回は初日に15人死んだ。どうしようもなかった。警戒はしていた。でもさすがに同時に15人も死ぬと思わなかった。犯人は捕まえた。そう、俺はただ犯人を暴いただけだ。俺は守れないんだ、誰も。守りたい?嘘だ。本当は違う。俺は犯人を捕まえるためでも、被害者を出さないようにしたいわけじゃない。犯人を暴いている正にその時、裸になっていくのが楽しいだけだ。視線を感じて脱ぐのが楽しい。何か言いたいけど、話に水を差すわけにはいかない。そんな連中の顔を見ながら裸になるのが楽しい。犯人の独白が終わる時にあわせて服を着なおす。そうすれば誰もその事について触れてこない。あとは何事もなかったかのようにしていればいい。白昼夢だと思っていればいい。実は真犯人が誰かには気がついている。だけど俺は彼女を断罪する事はないだろう。この快感を与えてくれる場を失うわけにはいかない。絶対に。俺達は持ちつ持たれつの表裏一体の関係だ。そうだ、名探偵翔太郎と犯罪幇助人アキはずっと共にあるんだ。


みたいな話です。あなたが見てくれるから私は更新する。あなたが広告から商品を購入する事で私は潤う。持ちつ持たれつじゃないですか。これからも当blogをよろしくお願いします。






いやあ初対決で幸先よく撃破しちゃいましたね。嫁の話を書いてアフィリエイトで儲かる。これで嫁とも持ちつ持たれつですわ。まぁ、webサイトを持ち始めて8年間一度も広告収入なんて得たことないんですけど。儲けた金で新興宗教でも起こして対立する宗教の教祖をクロスチョップで首刈していきたいと思いますね。
[ 2012/10/31 00:00 ] 独言 | TB(0) | CM(0)
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